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今回は前作より明らかに派手だし、内容ももりだくさん。娯楽映画としてさらに面白くなっていますし、全編が見どころといっていいと思います。スタッフ全員が前作を超えようという意識が高すぎて、本当に楽なシーンは一つもなかった!最初に脚本を読んだ時、あまりのアクションの多さと激しさに“バカじゃないの!?俺はジャッキー(チェン)じゃないんだよ!”と思いました(笑)。ただ前作の反省もあってか、今回の方が圧倒的にケガの数は少なかったです。前回は常にどこか痛かったし、何年かぶりに突き指や捻挫をしましたけど、今回はそういうこともなく。ただやってることのスケールがすごいんですよね。走っている電車から落ちそうになったり、車のボンネットにはいつくばったり、ジャンプ台から突き落されたり…。僕らはもちろん、スタッフにもケガがなく終われて本当にホッとしました。

 例えば山道のカーチェイスなんて、龍平くんのガチの運転で降りていくのってすごく怖い。それでも「安全運転でいくんで、安心して下さい」って言ってくれればいいけど、彼はそういうタイプじゃないでしょ?「大丈夫ですよ。僕は運転がうまいんで(ニヤリ)」って、そう言いながら平気でサイドブレーキを引いたまま走る男ですから(!)、「おかしいな」とか言って(笑)それはもう怖かったです。ただ今回改めて、高田っていう役は龍平くんにしかできないなと思いましたね。前作を上回る自由さでのびのびと演じられていて、この人は本当に面白いな、すごいなと思いました。存在感のカタマリのような人ですね。加えて前回以上によく寝ていてね。これは役に入り込んでいるな!と思いましたよ(笑)。

 弓子役の尾野さんは10年近く前に共演して以来、何年かごとにお会いする不思議な縁を感じる女優さん。今回久々にがっつりと共演できて嬉しかったし、感慨深いものがありました。彼女は普段は照れ隠しなのか、おばちゃんキャラなんですが(笑)いざお芝居に入ると素晴らしかった。凛々しくヴァイオリンを弾くシーンも素敵でしたね。渡部さんとはWOWOWのドラマでご一緒してから、すぐにまた共演が叶って嬉しかったです。橡脇とのシーンは緊迫した長いシーンが多かったんですが、渡部さんはものすごい集中力とさすがのオーラで、あっという間に撮りきってしまう。一緒にお芝居をすると、たくさん刺激をいただける俳優さんです。

 橋本監督は今回もさらに面白い画をたくさん撮ってくれたし、現場で出てくるアイディアがすごかった。僕もいつか本格的に監督業をしてみたいなと思うけど、橋本さんを見ているとこんなことはとても思いつかないなと痛感しますね。監督は無理だから、プロデューサーになります(!?)。

 この作品は僕が40歳になる節目の作品でもあります。絶対に当てる!(笑)みなさん『3』でお会いしましょう!