第 39 回東京国際映画祭への正式出品に伴い、11 月 2 日(月)に主演・大泉洋&白石和彌監督が舞台挨拶に登壇!
イベントには、主演の大泉洋と作品を手がけた白石和彌監督が登壇。日本が誇る映画の祭典、第 39 回東京国際映画祭の舞台挨拶で、9 年ぶりに帰ってきた『探偵は BAR にいる』最新作がついにお披露目となったことへの気持ちや改めて演じる上での心境、お馴染みのメンバーから新たな顔ぶれなど、豪華キャスト陣による現場の裏側、新たに作品を手がけた白石ならではの制作エピソードなど、この上なく盛り沢山のトークで語り尽くしたイベントとなりました。

『BYE BYE LOVE 探偵は BAR にいる』第 39 回東京国際映画祭 舞台挨拶
■日 程:11 月 2 日(月)
■会 場:丸の内ピカデリー
■登壇者(敬称略):大泉洋、白石和彌監督
本作が 12 月 25日(金)に劇場公開となる中、日本が世界に誇る映画の祭典、東京国際映画祭ガラ・セレクション部門への正式出品を果たし、丸の内ピカデリーにて、舞台挨拶を実施。ススキノの便利屋〈探偵〉を務める主演の大泉洋と、本作を手がける白石和彌監督が登壇。先に作品を見届けた大勢のファンに見守られながら、それぞれ一言挨拶をし、舞台挨拶がスタートした。
まずは、作品を見届けた熱量高いファンを前にした心境を聞かれ、大泉は、「27 日にも東京国際映画祭でワールド・プレミア上映が実施され、私の事務所にも作品を観てきたという声が既に届いていまして。その時は舞台挨拶もなかったのに拍手も起こっていたらしくて、とても嬉しかったです。」と喜びの一言。白石も「映画を作るたびに、この映画祭にも選んでいただけることは、とてもありがたい限りです。このシリーズに初めて入るのも大変さはありましたが、大泉さんと松田さんのコンビの仕上がり具合も楽しんで撮影していました」と感謝の思いと共に回顧した。そして自身が 9 年ぶりにお馴染みの〈探偵〉役を務め、大スクリーンに帰ってきた本作において、変わったもの/変わらないものとして、大泉は「1作目から 15 年、世の中も時代も変わりましたが、一番変わったのは“私の体”です。いよいよ劇中から、サウナシーンも無くなりましたし、探偵のお馴染みの革のコートで、真冬の北海道撮影なんかは今は到底できません。まず初めに衣装を変えるリクエストをしたのですが、監督からも「探偵の衣装を変える理由が分からない」などと言われまして。」と話し、途中白石が「あの衣装で歩いてもらわないと探偵を撮っている気がしないんです。衣装合わせに行ったら、「あれも着たくない、サウナは嫌だ、アクションもしんどい」などと色々言わわれまして(笑)、自分は何をしに来たんだろうなと思ってました(笑)」と明かし、大泉からも会場からも笑いが。これまでの3作通り、かなり体力を酷使した撮影となった本作だが、大泉は「私もプロデューサーもアクションはもういらないじゃないかと。一般的なミステリーの物語でいいんじゃないかと言っていたんですけどね。でも最後の炭鉱でのシーンなんて、撮影用の台本まで配られて結局すごいアクションが増えてました。」と暴露し、白石は少したじろぎつつ、「僕が監督した4作目から急につまんなくなったとか言われるのもちょっと避けたかったので…。探偵といえば、笑いあり、アクションあり、シリアスな展開ありで全部ありでいかなくちゃですから。」とこだわりを明かした。そして最後に、大泉が「音尾(演じる森)をアクションシーンの中で殴ることだけを楽しみにしていましたから(笑)」と TEAM NACS のメンバー音尾琢真との撮影をユーモアたっぷりに振り返り、再び会場は大きな笑いが起こった。
「BYE BYE LOVE」という刺激的なメインタイトルが冠された本作。白石は撮影現場を振り返り、「まずは本当に京香さんが入ってくれてすごい映画が締まりましたし、ややぼんやりしていた探偵という人物像に少し輪郭が見えてきた気がしていました。このシリーズがどんな映画であるのかが一層明確になってきたんだと思います。今回の豪華キャスト陣との撮影の日々は幸せな時間でした」としみじみ。繊細な人物描写や、バイオレンス&アクションでこれまでも観る人々を魅了し続けてきた中で、本作の見せ場としてこだわった点としては、「できるだけ、シリーズのらしさを壊さずに、やれることを考えていました。ある時大泉さんが、「毎回映画でやっていることとして、半目の顔になるシーンがある」と突然言い出したので、途中高田らと再会するシーンで取り入れたりもしました。」(白石)と語ったところで、思わず大泉は「私、毎回映画で半目になっているわけではありませんから!」と突っ込んでいた。続いての話題は、そんな白石ならではと言わんばかりの印象的な演出やアクション、ロケ地などについて。大泉は、「どのシーンも本当に映画らしさに溢れていたんですが、中でも圧巻なのは、ラストの探偵と純子の地下鉄の駅でのシーンですね。あれはワンカットでの撮影なんですが、OK がでたのは3テイクしかなかったのでやっぱり印象深いですね。助監督の方も見事にエキストラさんをコントロールされていたのですが、(ジェスチャーを真似しながら)ものすごい形相で指示するのは、やめてくんないかと思ったこともあったくらいです(笑)」と思い出深く振り返る。また相棒・高田役の松田龍平との再会については、「案外この映画の撮影が無いとなかなか会わないんですが、本当に彼にしかできないお芝居でしたね。途中、探偵を高田が車で轢いてしまうシーンがあるんですが、普通ではありえないようなシーンでも、彼だと説得力ある芝居になるんですよね」と語り、白石も「松田さんならではの魅力であり、さらには大泉さんとのコンビだから成立しているんだなと思います」と力説していた。
ロマンチックで切ない大人の恋も描かれる本作だが、改めてこうしたジャンルの物語の魅力を聞かれ、大泉は「日本では映画館に足を運ぶ世代が若くなっている現状もありますが、大人の女性の方々にも観ていただけて、切なさの中にどこか美しさや清々しさも感じられる映画になっていると思います。最後もサカナクションの主題歌「グッドバイ」が流れ、皆さんも北海道出身でそこの繋がりもまた美しい。僕はヴォーカルの山口一郎が好きではないんですが(笑)、これ以上ないくらい本作にあの楽曲がハマっていると思います」とサカナクションの主題歌「グッドバイ」を挙げながら、作品が持つ大人の魅力をアピール。一方で白石は、「僕はラブストーリーに年齢は関係ないと思っていますし、50 代になった大泉さんが演じる探偵は本当にかっこいいなと思って。そこも含めてラブストーリーが展開されるのは僕にとっても新たなチャレンジでしたが、ぜひ多くの人に観て堪能していただきたいですね」と、新たなる探偵像の魅力を語っていた。
そして最後に駆けつけた大勢のファンに向けて、2 人から締めの挨拶がされ、「ラストの地下鉄の駅で大切な人を見送るシーンなどは、恋人との話に限らず、誰しも見たことがあるシーンだと思うんです。その時の探偵の感情も、誰もが人生の中で経験していることだと思いますし、過去の自分の恋愛を振り返るのは、自分に向き合うことなんだと思います。この映画を観て、どこか近くのバーで一杯飲んで帰っていただきたいですね」(白石)、「映画を観た後、とても満ち足りた時間だったなと思って。どこかレトロな中にも新しさがあるといいますか、若い世代の皆さんにも、我々が放つ渋い大人の世界観を楽しんでもらえたらいいなと思います。大好きな方とご覧になって、ぜひこの映画の話をたくさんしてほしいですね。見終わった後にお話が尽きない映画ですので、劇場でお楽しみください」(大泉)とそれぞれが、改めて本作の魅力を思い切り語った。会場からは割れんばかりの拍手が贈られ、フォトセッションを経て、濃密なトークが繰り広げられた舞台挨拶は幕を閉じた。
©2026「BYE BYE LOVE 探偵はBARにいる」製作委員会
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