映画『探偵はBARにいる3』

CAST

  • 大泉洋

    探偵

    YO OIZUMI

    ススキノのすべてを知る“プライベートアイ”。行きつけのバー=ケラー・オオハタを根城とし、気が向けばどんな依頼も受ける。ついに携帯電話を購入したらしいが、携帯を携帯する習慣がないため高田のスマホを借りることが多い。相変わらず車の免許は持たず、美女にはめっぽう弱い。

    Profile:1973年4月3日生まれ、北海道出身。北海道発の深夜番組「水曜どうでしょう」(HTB/96~)でブレイク。演劇ユニット“TEAM NACS”に所属。シリーズ1作目『探偵はBARにいる』(11)では日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞、第35回日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞。主な映画出演作に『アフタースクール』(08)、『しあわせのパン』(12)、『清州会議』(13)、『晴天の霹靂』(14)、『駆込み女と駆出し男』(15)、『アイアムアヒーロー』(16)、『東京喰種 トーキョーグール』(17)がある。18年には“TEAM NACS”本公演「PARAMUSHIR~信じ続けた士魂の旗を掲げて」を控えている。

    Comment

    2作目が終わった時に3作目をやることは決定してたんですけど、そこからより良いものを!ということで台本作りなどをじっくりとやらせていただきました。そして、ついに最高に面白いものが出来上がる時がきたということで、約4年ぶりに帰ってくる探偵に高揚しております。
    今回は今までの『探偵はBARにいる』の良いところを踏襲しながらも、少し大人の『探偵はBARにいる』に仕上がっているんじゃないかなと思います。特に、北川さん演じるヒロインの振り幅が広く、謎めいた悪女で強烈なんだけど、どこか切なく感じる部分もあったり…。アクションでも新しいことに挑戦しています。でも、いつもの探偵らしさはもちろん存分にあります。探偵と高田のやりとりは相変わらずで面白いな、と思いました。シリーズに毎回お決まりである【探偵が酷い目に遭うシーン】ももちろん健在です。今回は海を利用していまして…。脚本を読んだ時には、このシーンは一体どうやって撮るんだろう!僕は死んじゃうぞ!と思ったくらいで、(撮影当時)43歳の僕にできる、ギリギリのシーンになっていると思います(笑)
    4年振りの龍平くんは相変わらず素晴らしいですね。個人的にはより面白い人になっている気がしています。今回は高田の今まで見たことが無い面がたくさん出てくるし、波留との一騎打ちもありますから、その辺りも見どころの一つです。僕としては『探偵はBARにいる』が、気付いたら高田が主人公の『ベスト・キッド』みたいになる展開だけは避けたいと思っています(笑)
    探偵のヒロインは毎回美しいですが、今回の北川さんも文句なしに美しいですね。彼女とシーンを重ねるごとに、必死に生きているマリの姿がとても魅力的にかっこよく思えてきました。
    吉田監督とは初めてのお仕事ですが、自分のプランを押し付けず僕ら役者のアイディアを取り入れてくださる方。最終的に監督が出されるジャッジがいつも見事に的を射ているので、大変信頼して撮影することができました。
    もうホントに待ちに待ったといいましょうか、私の周りのファンの皆様だけではなく、業界の中でも『探偵3』やらないの?なんてお話をいただいていましたし、そのたびに嬉しいなと思っていました。今まで以上に面白いものになってると思います。そういう我々 の「やりたかった!」という想いを全力でぶつけて、最高の映画になると思っています。どうぞ皆様、ご期待ください!

  • 松田龍平

    高田

    松田RYUHEI MATSUDA

    探偵の相棒兼運転手。愛車はいまだにオンボロの高田号(初代ビュート)。普段は北大農学部の助手を務めている。空手の師範代でもあり、喧嘩は異常に強いため、探偵の窮地を度々救うがいつも“遅れて”やって来る。今回初めて自身を上回る使い手に出会い、静かな闘志を燃やす。

    Profile:1983年5月9日生まれ、東京都出身。1999年に『御法度』の主演で俳優デビュー。その年の日本アカデミー賞、ブルーリボン賞をはじめとする数々の新人賞を総なめにし、2013年公開の『舟を編む』では第37回日本アカデミー賞最優秀男優賞、TAMA映画賞最優秀男優賞、報知映画賞ほか、数々の主演男優賞を受賞。主な出演作に『青い春』(02)、『恋の門』(04)、『アヒルと鴨のコインロッカー』(07)、『劒岳 点の記』(09)、『まほろ駅前多田便利軒』(11)、『北のカナリアたち』(12)、『ぼくのおじさん』(16)、『夜空はいつでも最高密度の青色だ』(17)がある。待機作にカンヌ国際映画祭「ある視点」部門へ正式出品された『散歩する侵略者』(17年9月9日公開)や『羊の木』(18年公開予定)がある。

    Comment

    4年振りになりますが、また大泉さんと一緒に『探偵』ができることがとにかくうれしいです。僕自身、この探偵と高田の二人の復活を楽しみにしていましたし。スタッフもほぼ1、2と同じというのはシリーズならではの楽しみでした。
    僕が高田を演じるうえで探偵の存在は大きいですね。前回は大泉さんに会うことで高田になれるという感覚でやっていました。ただ、それから4年も経ってしまったので、あの探偵と高田の雰囲気が出せるのか自分としては不安なところはあって、そういう意味でも今回、シリーズであるということに拘っている自分がいましたね(笑) それでも、アクションシーンの撮影では探偵と高田がそれぞれ過酷な現場に呼ばれて行く雰囲気に「あ、これだこれだ」って思い出した感じもあって、大泉さんと「この感じ懐かしいね」みたいな話をしました。
    今回は撮影に入る前に殺陣を作った状態でアクション練習が出来たんですけど、シリーズ初の一騎打ちで、高田の相手の志尊君も殺陣が初めてということで、余裕を持って撮影に挑めたのは良かったですね。ただ、これまでは高田が戦う相手はプロのアクション俳優の方だったので、そういう意味でもだいぶ楽をさせて貰ってたんだなと、身に染みました。シリーズのアクションでも、高田はこれまで派手にやられることはなかったので、とうとう俺の番なのか!って感じで、アクション撮影は不安でしたが、やられてワイヤーで飛ぶアクションは意外に楽しかったです(笑)
    吉田監督とは「あまちゃん」でご一緒したことがあったんですけど、監督も3からと言うことで探りながらな感じはしましたね。基本的にお芝居は任せてもらっていた感じです。今までの『探偵はBARにいる』の流れを尊重しつつ、丁寧に撮ってくれている印象でした。 今回、高田を演じる上で、これまでは探偵の2歩後ろくらいを歩いてる感じだったんですけど、ちょっと同じ歩幅で歩けたらなって思って。とりあえず「戦えばいいんでしょ?」くらいの立ち位置でダラダラやってたんですけど、今回の依頼は高田の後輩からの仕事というのもあるし、今までとは違う、少し頑張っている高田という、新しい一面を見せれたらいいなと思っていました。あと1、2共に“探偵以外友達がいない”感が満載だった高田に、原田という後輩の友達が出てくるんで、そういう意味でも、高田も変化してるのかなぁと思いました(笑)

  • 北川景子

    マリ

    川景子 KEIKO KITAGAWA

    モデルエージェンシー“ピュアハート”のオーナー。だが店の実態は若い女性を男たちにあっせんする風俗店。北城の愛人でもあり、失踪した麗子の行方に深くかかわるなど、謎多き美女。

    Profile:1986年8月22日生まれ、兵庫県出身。2003年女優デビュー。06年に森田芳光監督の『間宮兄弟』で映画初出演。以後、数々のドラマ・映画で主演やヒロインとしての出演作が続き、人気・実力を兼ね備えた女優として活躍。主な出演作に『ハンサム★スーツ』(08)、『真夏のオリオン』(09)、『花のあと』(10)、『パラダイス・キス』(11)、『謎解きはディナーのあとで』(13)、『ルームメイト』(13)、『ジャッジ』(14)、『悪夢ちゃん The 夢ovie』(14)、『愛を積むひと』(15)、『HERO』(15)、『の・ようなもの のようなもの』(16)、『破門 ふたりのヤクビョーガミ』(17)、『君の膵臓をたべたい』(17)がある。また、18年にはNHK大河ドラマ「西郷どん」への出演も控えている。

    Comment

    はじめにお話をいただいた時は1も2もすごく好きな作品だったので、「このシリーズに参加できるんだ」ということが素直に嬉しかったです。実際に大泉さんと松田さんとお会いして、生で探偵と高田のコンビを拝見したときは本当に映画を観ているようで心が躍りました。
    私は今回からの参加なので最初は少しアウェイな感じがあるのかなと思っていたのですが、キャストやスタッフの皆さんに温かく迎え入れていただいて、毎日すごく楽しく撮影することができました。大泉さんは常に作品全体のことを考えてらっしゃるとても聡明な方で、すべてのシーンで助けられましたね。シリーズを通しての関連性とか一貫性は大切にしたいなと思っている中で、「探偵はこういう現場ですから!」ってなんでも教えて下さいました。お芝居に関しても、テンションを保つのが大変な場面でエキストラさんにお声がけをして撮影の環境を整えて下さったりとか。すごく気にかけていただいて、本当に助かりました。大泉さんだからできたって思うシーンばかりです。TVだといつも冗談ばかり言ってるようなイメージかもしれませんが、とてもかっこよくて男らしい方でした(笑) マリという人物については、本を読み進めるうちにイメージ自体はとても明確にできていた気がしています。そこから実際に役者さんたちとお芝居をしていく中で「あ、マリはこの時こういう気持ちだったんじゃないかな」って演じながら発見する部分もありました。感情の振れ幅が大きく、色々な一面があったのですが、一人でも生きて行けそうな強さを持ちながらも、探偵が「この女、ほっとけないな」って思うような儚さだったり、壊れやすそうな雰囲気は大事にして演じました。
    私が演じたマリが依頼をしてしまったことから、探偵は命の危険に何度もさらされ、翻弄されていきます。私は個人的には初めてピストルを持ったりとか、ちょっと怒鳴ったりとか(笑)いわゆる悪女のような謎の多い女性を演じさせてもらったことは、大きな挑戦でした。毎回探偵とヒロインのプラトニックな絆や、恋愛に似た刹那的な男女の関係がすごく美しいなと思っていたので、その1作目と2作目の雰囲気が好きな方に満足してもらえると嬉しいです。

  • 前田敦子

    諏訪麗子

    前田ATSUKO MAEDA

    道央女子大学に通う、一見普通の女子大生。合コンで知り合った原田と交際しているが、実は原田に内緒で“ピュアハート”でアルバイトをしていた。ある日、突然失踪する。

    Profile:1991年7月10日生まれ、千葉県出身。2011年に映画主演作『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』で日本アカデミー賞話題賞を受賞。12年には『苦役列車』でTAMA映画賞新人賞を受賞し、日本放送映画藝術大賞では優秀助演女優賞と最優秀新人賞をW受賞。主な出演作に『もらとりあむタマ子』(13)、『イニシエーション・ラブ』(15)、『モヒカン故郷に帰る』(16)、『武曲 MUKOKU』(17)がある。17年には『散歩する侵略者』(9月9日)の公開を控えている。

    Comment

    『探偵』シリーズは1も2も映画館で観ていましたし、大好きな大泉さんとの再共演もずっと念願でしたので、お話をいただいた時は本当に嬉しく思いました。撮影ではスクリーンで観ていた探偵と高田が目の前にいる事に興奮しましたし、北海道のおいしいウニイクラ丼をたくさん食べるシーンもあり、今回はいい思いをたくさんさせていただきました(笑)
    台本を読んで、私自身もっと深く麗子を知りたいという気持ちになると同時に、「どんな女の子なのか?」と色々なイメージを膨らませていきました。マリさんは真っ直ぐに生きているかっこいい悪女ですが、麗子は誰にも捕らえられることのない不思議な女の子で、どんな状況でも平然としている姿はマリさんと違う意味でかっいいなと感じました。何も悪気もないところは、もしかしたら小悪魔なのかもしれないですね(笑)
    正直、麗子のキャラクターは私自身共感できるところはありませんでしたが、こういうクセのある女の子を演じたのは初めてだったので、楽しむ事ができました。

  • 鈴木砂羽

    モンロー

    鈴木SAWA SUZUKI

    探偵の昔なじみの元・娼婦。姉御肌で若い娼婦たちの面倒見もよかったが、現在は結婚し、幼い子供を育てながら小さな漁港の食堂で忙しく働いている。マリの過去を知る数少ない人物。

    Profile:1972年9月20日生まれ、静岡県出身。94年に『愛の新世界』で主演を飾り、ブルーリボン賞やキネマ旬報賞、ヨコハマ映画祭など、数々の新人賞を受賞。以後、映画、ドラマ、舞台だけではなくバラエティ番組出演や漫画の執筆、舞台演出も手掛けるなど幅広いジャンルで活躍。主な出演作に『極道の妻たち 赫い絆』(95)、『相棒 –劇場版-絶体絶命! 42.195km 東京ビッグシティマラソン』(08)、『劔岳 点の記』(09)、『毎日かあさん』(11)、『夢売るふたり』(12)、『俺物語!!』(15)、『土竜の唄~香港狂騒曲~』(16)がある。18年には『プリンシパル~恋する私はヒロインですか?~』の公開を控えている。

    Comment

    登場から終わりまで、モンローという役にとても親しみをもって演じさせていただきました。自分の幸せに正直に生きて今の生活を選んだモンローと、幸せになりたくてなりたくて、でも不器用にしか生きられないマリとは対照的。2人の対比みたいなものが、物語の中でうまく出たらいいかなと思っています。この映画においてモンローは一服の清涼剤というか、“姐さんが出てくるとちょっとホッとするね”なんて思っていただけるといいなと。景子ちゃんはマリに理解を深めていたと思うし、とても勘のいい方。この役に対する熱意をすごく感じました。過去の回想シーンでは唯一マリがニコニコしているシーンもあって、彼女が心から幸せそうだったので私も嬉しくなりましたね。
    探偵の洋ちゃんは……かっこいいんじゃないですか?(笑)ハードボイルドな大泉洋も私は好きですよ。普段はとても面白い男性ですけど、役者=大泉洋とのお芝居はいつも楽しいし、一緒にいて学ぶことの多い方だと思っています。

  • 北城仁也

    リー•フランキー LILY FRANKY

    札幌経済界のホープともてはやされる、北城グループの社長。表向きは慈善活動に積極的な人道派だが、実は異常なまでのサディスト。ヤクザと盃を交わし、あらゆる悪事に手を染めている。

    Profile:1963年11月4日生まれ、福岡県出身。俳優業のほか、イラストレーターや小説家など多分野で活躍。06年に自身初の長編小説「東京タワー~オカンとボクと、時々オトン~」が本屋大賞を受賞し、テレビドラマや映画、舞台になりベストセラーとなる。映画では『ぐるりのこと。』で第51回ブルーリボン新人賞、『そして父になる』で第37回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞。第40回日本アカデミー賞、第59回ブルーリボン賞でそれぞれ優秀助演男優賞を受賞。今後も『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』、『パーフェクト・レボリューション』と公開作が続く。

    Comment

    吉田監督には別の作品でお世話になっていますし、洋ちゃんや龍平くんとご一緒できるのもすごく楽しみでした。探偵と高田は決してベタベタしていないんだけど、最後の最後でお互いを信頼できるっていうとてもいいバディ関係。3作目にもなるとそこが成功していないと難しいと思うので、お二人の空気感があってこそなのかなと思います。
    北城に関しては、不気味さはあっても結局は小悪人なのかなと。大きな悪い組織にケツを持ってもらってコチョコチョと悪事を働くっていう、実は一番世の中にいそうな悪人なんじゃないですかね。SMも少しかじってるくらいのいわゆる普通の人だし、本当にやばい人のちょっと手前くらいは意識して演じていました。 ただ北川さんの髪をつかんでテーブルに叩きつけるシーンは、緊張しましたね。最初はあんな美人の髪をつかんで投げるなんて、お金払ってでもしたい仕事だなと思っていたんですが(笑)、実際の北川さんは作りがすべて繊細で。あのシーンに限らず暴力的なシーンはどれも緊張しましたよ。天山さんの口にカニを突っ込むシーンですら、気を遣いましたからね!

  • 田口トモロウ

    松尾

    田口モロヲ TOMOROWO TAGUCHI

    北海道日報の敏腕記者。結婚して子供もいるが、実は隠れゲイ。かつては探偵に恐喝された被害者だが、今は探偵の貴重な情報源でもある。以前よりオネエ度がアップ!?

    Profile:1957年11月30日生まれ、東京都出身。89年『鉄男』で映画初主演。『うなぎ』(今村昌平監督)他で第52回毎日映画コンクール男優助演賞受賞。映画監督作『色即ぜねれいしょん』(09)で新藤兼人賞銀賞受賞。NHK『プロジェクトX』でナレーションを担当。近作に『PとJK』(17)、TV「バイプレイヤーズ~もしも名わき役がシェアハウスで暮らしたら」(17/TV東京)等。18年には『孤狼の血』(春公開)、『終わった人』の公開が控えている。

  • 志尊淳

    波留

    JUN SHISON

    北城の手下の青年。華奢な外見とは裏腹に、あの高田を完膚なきまでに叩きのめすほどの使い手。いつも不気味な微笑みを浮かべているが、喧嘩になると冷酷な男。

    Profile:1995年3月5日生まれ、東京都出身。2011年に俳優デビューし、14年「烈車戦隊トッキュウジャー」(EX)で主演に抜擢される。主な映画出演作に『先輩と彼女』(15)、『疾風ロンド』(16)、『サバイバルファミリー』(17)、『帝一の國』(17)がある。17年11月25日には『覆面系ノイズ』の公開を控えるなど、今後の活躍が期待される若手実力派俳優。

  • マギー

    MAGY

    ススキノの陽気な客引き。探偵とは顔なじみで、金次第では有益な情報をもたらしてくれる頼もしい存在。今回は探偵のためにひと肌脱ぐことに。

    Profile:1972年5月12日生まれ、兵庫県出身。お笑い集団「ジョビジョバ」のリーダー。俳優業のほか、脚本・演出も手がける。主な出演作に『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズ(05、07、11)、『はやぶさ/HAYABUSA』(11)、『薔薇色のブー子』(14)、『LAST COP THE MOVIE』(17)があり、18年に『ミッドナイト・バス』が公開予定。演劇ユニット“TEAM NACS”の舞台「悪童」(15)では演出家として本シリーズ脚本・古沢良太とタッグを組んだ。

  • 安藤玉恵

    峰子

    安藤TAMAE ANDO

    探偵の行きつけの喫茶店“モンデ”の看板娘。長年探偵に気がある様子で、激しく誘惑し続けているが全く相手にされていない。

    Profile:1976年8月8日生まれ、東京都出身。2003年公開の『ヴァイブレーター』で映画デビュー。以後、舞台・映画・ドラマと幅広く活躍。12年公開の『夢売るふたり』で高崎映画祭最優秀助演女優賞を受賞。主な出演作に『ゆれる』(06)、『ぐるりのこと』(08)、『ディア・ドクター』(09)、『ゴールデンスランバー』(10)、『深夜食堂』(15)、『恋人たち』(15)、『続・深夜食堂』(16)、『結婚』(17)がある。

  • 正名僕蔵

    教頭先生

    正名BOKUZO MASANA

    キャバクラである国際問題を起こし、探偵に弱みを握られ泣く泣く潜入捜査の手伝いをする。ススキノ内の店を知り尽くす“風俗王”として界隈では有名人。

    Profile:1970年8月11日生まれ、神奈川県出身。1992年に劇団“大人計画”に参加。以後、バイプレーヤーとして数々の舞台・映画・ドラマに幅広く活躍する。主な出演作に『それでもボクはやってない』(07)、『HERO』(07・15)、『ハッピーフライト』(08)、『ジェネラル・ルージュの凱旋』(09)、『パレード』(10)、『はやぶさ/HAYABUSA』(11)、『これでいいのだ!!映画★赤塚不二夫』(11)、『Another アナザー』(12)がある。

  • 篠井英介

    フローラ

    篠井EISUKE SASAI

    「2」から登場のショーパブ“トムボーイズ・パーティー”のママ。面倒な客が来ると、探偵に追い払ってもらうことも度々。尻を負傷した探偵の介抱に、嬉々として駆けつける。

    Profile:1958年12月15日生まれ、石川県出身。1984年に劇団「花組芝居」を友人と共に旗揚げし、看板女形として人気を博すも90年に退団。以後、数々の舞台や映画、ドラマで活躍。92年にゴールデンアロー賞演劇新人賞を受賞。主な出演作に『オペレッタ狸御殿』(05)、『クローズド・ノート』(07)、『悪の教典』(12)、『清州会議』(13)、『相棒-劇場版Ⅳ-首都クライシス 人質は50万人!特命係 最後の決断』(17)がある。

  • 松重豊

    相田

    YUTAKA MATSUSHIGE

    桐原組若頭。探偵とは腐れ縁の古いタイプの極道。毎回探偵に理不尽な拷問をしかけ半殺しの目に遭わせるが、最終的には仲良くサウナに入り、おいしい情報を教えてくれる。

    Profile:1963年1月19日生まれ、福岡県出身。蜷川スタジオを経て、映画、舞台、ドラマ、CM、ナレーションと様々な作品で活躍。主な出演作に、映画『しゃべれどもしゃべれども』(07)、『ディア・ドクター』(09)、『アウトレイジビヨンド』(13)『さよなら歌舞伎町』(15)、『星ガ丘ワンダーランド』(16)など。ドラマでは、「ちりとてちん」「八重の桜」「孤独のグルメ」「HERO」「重版出来!」など。また、Fm yokohama「深夜の音楽食堂」にてパーソナリティーを務める。